【-肘のお痛みでお困りの方-《野球肘》の原因と施術について】

2016年08月30日

 

こんにちは!入間市扇町屋通りの、しかくら整骨院です!

 

しかくら整骨院には、スポーツでのお怪我や痛みでご来院される方が多くいらっしゃいます。

 

最近では、小さいお子様からご高齢の方まで、様々な年代の方がスポーツを楽しんでらっしゃいます。

 

特に入間市は野球が盛んです。少年野球のチームもシニアの野球チームも沢山あります。

 

小さい頃から野球をしていると、野球肘になってしまうお子様は結構いらっしゃいます。

 

肘が痛いと「野球肘かな?」と思われることも多いと思いますが、野球肘とはどのようなものなのでしょうか?

 

今回は、野球肘についてご説明させていただきます。

 

 

【野球肘とはどの様なものでしょう?】

 

成長期にボールを投げすぎることによって生じる、肘の障害の総称です。

 

悪い投球フォームや、関節・筋肉の柔軟性が低い状態で、繰り返しボールを投げることによって肘への負荷が過剰となることが原因で起こります。

 

特に小・中学生は、肘の骨が完全に成長していません。

 

骨が完全な強度を保っていない状態で、投球動作を繰り返すことにより状態は悪化してしまいます。

 

野球肘には、〈外側型〉と〈内側型〉があり後方部分が痛むこともあります。

 

 

★外側型の野球肘

 

投球動作により肘の外側で骨同士がぶつかって、骨・軟骨部分に炎症が起こります。骨が剥がれることもあります。

 

→離断性骨軟骨炎、上腕骨小頭障害、橈骨頭障害、関節遊離体(関節鼠)など

 

 

★内側型の野球肘

 

肘の内側では関節面が引き延ばされるような外力が働き、靱帯・腱・軟骨に炎症が起こります。

 

→内側側副靭帯損傷、靭帯炎、内側上顆骨端核障害など

 

 

★肘の後方でも、骨と骨がぶつかるような外力が働いてしまう為、骨や軟骨が痛む事があります。

 

→肘頭部疲労骨折、肘頭部骨端核障害、骨棘など

 

 

【野球肘の症状】

 

野球肘の症状は、傷害されている部位や状態により多岐にわたります。

 

一般的に投球時や投球後に肘が痛くなります。肘の伸びや曲がりが悪くなり、急に動かせなくなる事もあります。

 

投球動作を繰り返していて、肘付近に痛みが出たら注意が必要です。

 

 

【野球肘に対する施術と予防】

 

何よりも、投球動作の中止が大前提です。

 

野球肘は適切な施術を行わないと、後遺的な症状として後々の投球動作に制限が出てしまう事があります。

 

安静を保ち、物理的施術により損傷や炎症の早期回復を目指します。

 

重症の場合は、肘を動かさないようにする固定も必要になります。

 

また、温熱施術や電気施術・超音波施術などを行い、適切な時期にリハビリやマッサージを行います。

 

強い痛みには、はりでの施術も効果的です。

 

はり施術は、炎症症状を早期に回復させる事が出来ます。

 

野球肘だけではなく、捻挫や肉離れの急性期にも効果があり、スポーツへの復帰が早くなります。

 

野球肘の痛みを我慢して投球を続けていると、障害が悪化し、場合によっては手術が必要になる事もあります。

 

予防としては、肘の柔軟性を高めるトレーニングやストレッチをする事が好ましいでしょう。

 

適切な投球動作の獲得も重要です。

 

肘に負担がかからないような投球動作や投げる球種の選択などに注意しましょう。

 

痛みが出たら早期に施術し、治っても肘の周囲の柔軟性を高め、野球肘にならないように予防する事が大事です。

 

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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)

 

 

 

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