「膝の下が痛い!」お子様が『オスグット』になってしまった場合には
2016年04月13日
こんにちは!入間市扇町屋通りの、しかくら整骨院です!
小学生の中高学年・中学生のお子様が、「膝の下が痛い」と言われている事はありませんか?
小学生から中学生位の子供で「膝の下が痛い」という状態は、『オスグット』かもしれません。
しかくら整骨院には、『オスグット』で来られているお子様が多くいらっしゃいます。
【オスグットとはどの様なものでしょうか?】
正式には、「オスグット・シュラッター」と言います。
すねの骨(脛骨)が、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)により引っ張られて負荷がかかり、太ももの筋肉の付着部に痛みが起こったり、剥離骨折(骨が剥がれる骨折)を起こしてしまう状態です。
小学生高学年から中学生くらいの成長期の子供が、ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツ、ボールをけるスポーツ等をし過ぎると発生します。
小学生高学年から中学生くらいの時期は、急激に軟骨が骨に成長する時期です。
この時期は、大腿四頭筋の付着部(=脛骨粗面)が軟骨になっていて、少し強度が弱くなっています。
強度が弱い所に、成長して強くなっている筋肉が繰り返し収縮して付着部を引っ張る為、付着部(=脛骨粗面)に負荷がかかります。
場合によっては、付着部(=脛骨粗面)の剥離骨折を起こしてしまう事があります。
【オスグットの状態】
膝のお皿の下の骨が出っ張ってきて、痛みが生じます。時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。
休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。
特に、走ったりジャンプをしたり、ボールをける動作で痛みが強くなります。
しっかり施術をしないと、「痛みが回復したのに運動するとすぐに痛む」という事を繰り返してしまう場合もあります。
【オスグットの施術と予防】
痛みの強い急性期には、アイシングと電気施術をして状態を和らげます。
また、「歩いても痛い」などの強い状態の場合には、テーピングやサポーターは必須です。
痛い時は、スポーツを休むことが回復の近道ですが、試合などでスポーツをしなくてはいけない場合は強固なテーピングをしてスポーツをする場合もあります。
痛みが少し落ち着いて来たら、温熱施術やマッサージを追加していきます。
オスグットは、成長期には良く起こり、また、何度でも起こる事があります。
予防が非常に大事です。
大腿四頭筋が硬くなってしまうと、脛骨粗面にかかる負担が大きくなり『オスグット』になる可能性が高くなってしまいます。
大腿四頭筋のストレッチや、使いすぎたらマッサージをして筋肉の柔軟性を高めておくことが大事です。
柔軟性が高ければ、脛骨粗面にかかる負担も軽くなり、痛みが起きずらくなります。
私も、少年の頃にオスグットになりました。
当時はすごく痛かった事を覚えています。
今でも、右の膝の下が出っ張ったままです。
早期に適切な施術と処置をする事が大事ですので、「オスグットかな?」と思ったら、いつでもしかくら整骨院にご相談ください!
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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)