入間市の整骨院【膝の靭帯損傷について】
2016年11月21日
こんにちは!入間市扇町屋通りの、しかくら整骨院です!
スポーツをされていると、多いのが膝の靭帯のお怪我です。
しかくら整骨院にも、膝の靭帯のお怪我で来られるご利用者様は多くいらっしゃいます。
膝の靭帯のお怪我と言っても、膝には様々な靭帯があります。
膝の靭帯のお怪我には、どのようなものがあるのでしょうか?
今回は、膝の靭帯のお怪我についてご説明したいと思います。
〈膝の靭帯損傷とはどの様なものでしょうか?〉
膝の靭帯のお怪我は、膝のスポーツ傷害のなかで最も頻発すると言われています。
膝関節は人体最大の荷重がかかる関節であり、太ももの前面の筋肉である大腿四頭筋と関連し、スポーツ中に加わる負荷はとても大きなものになります。
膝の靭帯のお怪我は、一度の大きな外力(膝を強くひねってしまう等)によっておこる事もありますが、小さな外力(走る、ジャンプする等)の繰り返しで怪我をしてしまう事が多くあります。
また、一般的に「膝の~靭帯の損傷ですね。」と言われることが多いのですが、靭帯が損傷される過程で、関節や軟骨が損傷されていることも少なくありません。
関節や軟骨の損傷も、施術の視野に入れておく必要があります。
膝の靭帯は、膝の関節の安定性に深く関与しています。特定の方向から受ける外力によって、どの靭帯がお怪我されているか大まかに検討がつきます。
『膝をどのように痛めてしまったのか』を理解して頂くことは非常に重要です。
〈膝の靭帯損傷の種類〉
膝の靭帯は、大きく4つに分けられます。
●前十字靭帯
●後十字靭帯
●内側側副靭帯
●外側側副靭帯
があります。それぞれ、傷害されてしまう発生機序や状態が異なります。
《前十字靭帯損傷について》
前十字靭帯損傷は膝の靭帯のお怪我のなかで、最も多く発生します。
ジャンプからの着地や、走っていた状態からの急停止、急な方向転換、ジャンプの踏切り時などでお怪我される事が多くあります。
非接触型の前十字靭帯の損傷は、女子に頻発してしまう事も特徴です。
一方、外反力や内反力を受けて生じる複合型は男子に多く、ラグビーや柔道などで生じることが多いです。
この場合、内側側副靭帯や外側側副靭帯も一緒にお怪我されている場合もあります。
痛みや腫れの他に「受傷時に音を感じた」「脱臼した感じがした」「膝くずれ」などの状態が起こる事があります。
理学所見としては、LachmanテストやN-テスト、前方引き出しテストなどを行い鑑別します。
治療としては、前十字靭帯は切れてしまうと手術無しでは治癒は難しくなります。
外科的な手術を行い、その後に適切な温熱施術や理学的施術、運動リハビリ等を行わなくてはなりません。
《後十字靭帯損傷について》
後十字靭帯損傷は、ほとんどの場合スネを前から打撲してしまう事により起こります。
ラグビーや柔道などの接触系の競技や、格闘技に多いのが特徴です。
また、お怪我時には激痛や膝くずれ、脱臼感などが生じず、何とかプレーできてしまう事が多くあります。
太ももの筋力が強い場合には、無症状の事もある位です。
理学所見としては、後方引き出しテストを行います。
サグサインも認めます。
治療としては、前十字靭帯よりは治りが良いとされていますが、手術が適応になる場合も多くあります。
ただ、スポーツにあまり支障が無い場合もあるので、保存的な施術を選択する事もあります。
手術した場合、手術後の適切な施術が非常に重要になります。
《内側側副靭帯損傷について》
内側側副靭帯損傷はラグビーや柔道などの接触競技で起こる事が多くあります。
また、膝を過度に外反されてしまう事により、内側側副靭帯はお怪我されるので、サッカーやバスケットボール、スキーなどでも起こります。
軽度のものはプレーを続行できることもありますが、中等度から重度になると痛みが強く、腫れも強く出ます。
理学所見としては、外反ストレステストを行います。
施術としては、前十字靭帯や後十字靭帯と異なり、保存的施術でも回復する事が多くあります。
適切な固定をし、固定が除去されてからマッサージや理学的施術、運動リハビリを行います。
《外側側副靭帯損傷について》
外側側副靭帯損傷は、膝の内反を強制される事により起こります。
走っている時に、相手とぶつかり転んでお怪我してしまう事が多いです。
外側側副靭帯損傷は、比較的稀なお怪我です。
理学所見としては、内反ストレステストを行います。
施術としては、軽度のものは固定などの保存的施術でも良いのですが、中等度以上のものは手術が適応になります。
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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)