【足首の捻挫の状態と、施術についてのご説明】
2016年03月18日
こんにちは!入間市豊岡にある、しかくら整骨院です!
スポーツや日常生活などの動作でも起こる足の捻挫。
当院にも、足の捻挫をされてお越しになる方が沢山います。
皆様は、足を捻挫してしまった事はありますか?
特にスポーツをされている方で、足の捻挫を一回も経験した事が無いという方はおられないのではないでしょうか?
軽度の足の捻挫でも、スポーツパフォーマンスの低下はもちろん、後々の体の不調にも繋がりかねません。
早期に適切な処置と施術をする事が、何よりも重要になります。
今回は、足の捻挫についてご説明したいと思います。
〈足の捻挫(足関節捻挫)とはどんなもの?〉
足関節の靭帯や関節包(関節を包んでいる袋)が、過度な外力により損傷される事をいいます。
通常、足が内返しの状態(足首を内側にひねる事)になってしまい、足の関節の周囲の靭帯や関節包などを負傷します。
〈足関節捻挫の状態の分類〉
特に足関節の外側にある、「前距腓靱帯(ゼンキョヒジンタイ)」が損傷される事が多数を占めます。
また、足首の外側にある「踵腓靭帯(ショウヒジンタイ)」や「後距腓靭帯(コウキョヒジンタイ)」も損傷される事もあり、この靭帯が損傷されると捻挫の傷害度は大きくなります。
靭帯の損傷程度によって、捻挫の程度を三つに分けています。
靭帯が伸びる程度の損傷を1度捻挫、靭帯の一部が切れるものを2度捻挫、靭帯が完全に切れるものを3度捻挫としています。
また、足関節外側に「二分靭帯(ニブンジンタイ)」というものがあります。
「前距腓靱帯」の少し前にある靭帯で、この靭帯も一緒に損傷される事も多くあります。
気をつけなければならないのが第5中足骨という骨の骨折です。
足の小指側の骨なのですが、捻挫をするとこの骨が骨折してしまう事があります。
足首が内返しの状態になる事で、足の内側の軟骨とスネの軟骨同士がぶつかって、足首の内側に痛みが生じることもあります。
外側だけではなく内側にも痛みが生じる場合、軟骨の損傷の合併がある場合もあり、損傷の程度が大きい場合があります。
〈足関節捻挫の痛みや動きの制限について〉
当たり前ですが、足の痛みと圧痛があります。
だいたい、足首が腫れます。
軽度であれば腫れも小さいのですが、大きく腫れていたり、腫れている場所が広範囲の場合は骨折も疑わないといけません。
損傷が強い場合には、数日たつと内出血を示す、紫色の「出血班」が足首に下に現れます。
捻挫の損傷の程度が強く、痛みが酷い場合には歩くことも困難な状態になります。
〈足関節捻挫を判断する為に〉
足をひねったという症状があり、外くるぶしの前や下に圧痛があり、腫れがあれば判断が出来ます。
また、足首に内反ストレス(内側にひねる事を強制するテスト)や、前方引き出しテスト(足を前に引き出して、損傷の程度をみるテスト)で、損傷の程度を確認します。
圧痛や腫れ方、介達痛などを調べ、骨折や軟骨損傷との鑑別をする事も重要です。
〈足関節捻挫に対する施術方法〉
急性期には、アイシングと固定をします。
損傷の程度により、テーピング固定や副木固定(硬い素材での固定)をします。
症状を判断して温熱施術や電気施術、関節可動域訓練や筋力トレーニングを行います。
運動訓練としては、腓骨筋という足の外側にある筋肉を鍛えることが重要になります。
①安静固定→②リハビリ→③日常生活やスポーツに復帰、という順番を回復の程度を見極めながら、適切に行わなければいけません。
足関節捻挫は、固定と施術、運動訓練が何より大事です。
足関節捻挫を放置してしまうと、少しの靭帯のゆるみが股関節や骨盤、腰に負担が掛かり重篤な状態になる事があります。
軽い捻挫と思って油断していると、あとあと違う場所に痛みが出てしまう事もあります。
足を捻挫してしまったら、早めに固定や施術をして適切な調整をしましょう。
「スポーツで足をひねってしまった!」「何度も足首をひねってしまう。」などでお困りの方は、入間市しかくら整骨院にご相談下さい!
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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)