【スポーツで起こるスネの内側の痛み(シンスプリント)について】
2016年12月17日
こんにちは!入間市扇町屋通りの、しかくら整骨院です!
しかくら整骨院では、スポーツをされている学生さんや、スポーツ愛好者の方々を応援しています。
整形外科で培った経験の元、様々なスポーツ外傷の方を見させて頂いています。
根本施術や日常生活指導、ストレッチ指導などもさせて頂いています。
そのような中で、スポーツをされている学生さんやスポーツ愛好者の方に多い外傷の一つに、『シンスプリント』と言われるスポーツ障害があります。
しかくら整骨院にも、『シンスプリント』による痛みでお越しになる方が沢山いらっしゃいます。
それでは、『シンスプリント』とは、どのようなスポーツ障害なのでしょうか?
今回は、『シンスプリント』についてご説明致します。
〈シンスプリントとはどんなもの?〉
足のスネの骨の内側が、歩いたらり運動すると痛みが出てしまうスポーツ障害です。
押しても痛みが生じます。
悪化してしまうと、「歩行するだけでも痛い」「安静にしていても痛い」などの状態になってしまう事もあります。
原因は脛骨というスネの骨の、『骨膜の炎症』です。
骨には骨膜という膜があって、スネの内側の骨膜の部分に炎症が起きてしまい、痛みが生じてしまいます。
〈なぜ、シンスプリントになってしまうのか?〉
足のふくらはぎにある筋肉である、長趾屈筋(チョウシクッキン)や後脛骨筋(コウケイコツキン)、ヒラメ筋と呼ばれる筋肉は、ランニングやジャンプ動作を繰り返すことにより過度に負担がかかります。
この筋肉群は、脛骨の内側(足のスネの内側)に付着しています。
長趾屈筋や後脛骨筋、ヒラメ筋が収縮を繰り返すと、付着しているスネの骨の内側の骨膜を、過度に引っ張ってしまいます。
使い過ぎやオバーワークにより過度に引っ張られた骨膜は、限界が来ると炎症を起こし、シンスプリントを引き起こしてしまいます。
〈シンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別について〉
スネの骨の内側に痛みで、『シンスプリント』と痛み方が似ていて、注意しなければいけないのが『脛骨疲労骨折』です。
骨折といっても、バッキリと骨が折れてしまうわけではありません。
運動のやり過ぎ(オーバーワーク)によって脛骨に負荷がかかり、骨にヒビが入ってしまいます。
一般的に、疲労骨折の場合は『シンスプリント』よりも痛みが強くなります。
ただし、痛みの部位自体は似ていますので鑑別するには経験が必要です。
介達痛や軸圧痛が無いかなどを調べます。
しっかりと判断する為には、レントゲンが必要になります。
スポーツを頑張っているお子様では、シンスプリントの痛みを我慢しすぎて疲労骨折を起こしてしまう事もあります。
頑張って真面目な子ほど、シンスプリントの痛みを我慢してしまい疲労骨折につながってしまう事があります。
痛みは、我慢しても良い事はありません。
痛みがあると運動パフォーマンスも低下してしまいます。
早く施術すれば、早く良くなる事は間違いありません。
早期に施術し、早期に最高のパフォーマンスでスポーツをする事が大事だと考えています。
〈シンスプリントに対する施術と予防〉
申し上げた通り、シンスプリントは脛骨の骨膜の炎症です。
ですので、まずは炎症を抑える為の施術を行います。
炎症を抑える為に、急性期の場合はアイシングや低周波施術を行います。
急性期が過ぎたら、温熱施術や超音波施術を行うと良いでしょう。
また、急性期がすぎたら、長趾屈筋や後脛骨筋、ヒラメ筋のアプローチする筋膜リリースやマッサージを行います。
長趾屈筋や後脛骨筋、ヒラメ筋は、インナーマッスルと呼ばれる体の深部にある筋肉なので、難治性のシンスプリントには『はり施術』も効果的です。
予防としては、筋肉群のストレッチをし柔軟性を高め、骨膜に過度な張力が掛からない様にします。
また、適切なトレーニングを行い、足の筋肉を強くしておくとより良いでしょう。
シンスプリントに限りませんが、スポーツでの障害や痛みは適切な施術をすれば、どんどん快方に向かいます。
早めに適切な施術をして頂く事が、長引かない為、悪化させない為にも大事です。
シンスプリントでお困りの方、お子様がスネの内側を痛がっている方は、入間市しかくら整骨院にご相談下さい!
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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)