【肘の痛み『テニス肘』についてのご説明】

2016年02月27日

こんにちは!入間市扇町屋通りの、しかくら整骨院です!

しかくら整骨院には、スポーツでのお怪我(スポーツ障害)で来られる方が多くいらっしゃいます。

スポーツ障害といっても、首から足まで様々な怪我があります。

様々なスポーツ障害がある中で、よく見られるものに『テニス肘(上腕骨外側上顆炎)』があります。

テニスをしていて「肘が痛いなー」や、手を使い過ぎて肘が痛いと思われた事はありますか?

肘の痛みでお困りの方、その痛みは『テニス肘』かもしれません。
今回は、テニス肘についてご説明致します。

〈テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とはどんなもの?〉

肘の外側が痛くなるスポーツ傷害です。

手を使ったり、タオルを絞ったり、手首を動かしたりすると肘の外側が痛みます。

よほど酷い状態でなければ、使わなければ痛くありません。

テニスの愛好家に多いので、『テニス肘』と呼ばれていますが、正式には『上腕骨外側上顆炎(ジョウワンコツガイソクジョウカエン)』といいいます。

原因は様々で、

①テニスをする

②重い荷物を何回も持つ

③包丁を長時間使う

④家事

などで良く手を使うなどがあります。

一般的には、年齢とともに肘の腱が弱くなり、起こりやすくなります。

主に短撓側手根伸筋(タントウソクシュコンシンキン)の筋肉の始まりの部分が(肘の外側にあります)、使いすぎにより障害されて起こります。

この短橈側手根伸筋は手首を伸ばす働きをしています。

また、『ゴルフ肘』というものあり、こちらは『上腕骨内側上顆炎(ジョウワンコツナイソクジョウカエン)』といいます。

肘の内側が痛む疾患で、同じように筋肉の使いすぎにより起こります。

〈テニス肘を判断する為には〉

簡単に行える、痛みを誘発する検査で判断します。

以下の3つの検査が一般に用いられています。

いずれの検査でも、肘の外側から前腕にかけての痛みが誘発されたら、『テニス肘』と判断します。
Thomsenテスト:患者様に手首を曲げるようにしてもらい、肘を伸ばしたまま検者の力に抵抗して手首を伸ばしてもらう。
Chairテスト:患者様に肘を伸ばしたまま手で椅子を持ち上げてもらう。
中指伸展テスト:検者が中指を上から押さえるのに抵抗して、患者様に肘を伸ばしたまま中指を伸ばしてもらう。

〈テニス肘の施術方法について〉

局所の痛みを抑える事と、前腕という肘から手首の間にある筋肉の柔軟性を高める事を目的とします。
痛みを抑える事は大事ですが、筋肉の柔軟性を高めることで肘にかかる負担を軽くすることにより、結果的に肘に痛みが起こりづらくします。
施術としては温熱施術や電気施術、マッサージなどをして筋肉の柔軟性を高めます。
痛みが強い時には、超音波施術を行い、早期に痛みを取り除くようにしていきます。
また、施術の経過を見て専用のサポーターをして頂く事もあります。
テニスエルボーバンドといい、肘にかかる負担を軽くするサポーターです。
テニス肘にもゴルフ肘にも使えます。

〈テニス肘の予防について〉

テニス肘は、腕の使いすぎにより肘に負担がかかり炎症が起きてしまいます。

ですので、腕を使わなければ良いのですが、なかなか手を使わないという事は出来ないですよね。

ですので、ご自分ではストレッチなどを行い、腕の筋肉の柔軟性を高めて下さい。

テニス肘のストレッチの写真|入間市しかくら整骨院

このように、手を引っ張り腕の筋肉のストレッチをして頂くと良いと思います。

ただ、あまりに痛みが強い時にストレッチをすると、逆に肘に負担がかかってしまう事もあります。

痛みが強い時にはとにかく安静にして頂き、施術を受けて頂くと良いでしょう。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、油断していると痛みが慢性化してしまう事もあります。

「肘が痛いなー。」と思われたら、お早めに入間市しかくら整骨院にご相談下さい!

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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)


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