【肩~腕の痛みやしびれが出れしまう『胸郭出口シンドローム』について】
2016年03月8日
こんにちは!入間市扇町屋通りの、しかくら整骨院です!
肩や腕の痛みやしびれ等が起こる場合、原因は色々考えられますが、原因の一つに『胸郭出口シンドローム』があります。
しかくら整骨院にも、腕のしびれや痛みでお越しになる方が沢山いらっしゃいます。
では、胸郭出口シンドロームとはどのような病気なのでしょうか。
今回は、胸郭出口シンドロームについてご説明させて頂きます。
〈胸郭出口シンドロームとは?〉
腕の神経や血管が、胸郭出口で圧迫されて様々な痛みが出る状態です。
首から肩の周りで、胸郭出口と言われている部位があるのですが、この部分で神経や血管が圧迫されて痛みやしびれが出てしまいます。
首から腕や手にかけての痛みやしびれが特徴的です。
時には刺すような痛みや、ビリビリとした激しいしびれを引き起こしてしまう事もあります。
酷い時には、手の握力の低下や感覚マヒの様な感覚障害を起こしてしまう事もあります。
『胸郭出口シンドローム』は、さらに細かく ①斜角筋 ②肋鎖 ③過外転に分かれて分類されます。
①斜角筋シンドローム
前斜角筋と中斜角筋の間で、神経と血管が圧迫されて肩や腕の痛み、しびれが起こります。また、なで肩の若い女性に多く発生する事も特徴です。
アドソンテストというテスト方法が陽性になります。
=アドソンテスト=
首を痛い方に回し、後ろに倒して脈を量ります。脈が触れなくなると陽性です。
②肋鎖シンドローム
肋鎖間隙(肋骨と鎖骨の間)の狭小化により、神経と血管が圧迫されて、痛みやしびれがおこります。
「気をつけ」の姿勢で脈拍が減弱します。
エデンテストが陽性になります。
=エデンテスト=
被検者の手を下に引きます。脈拍が減弱すれば陽性です。
③過外転シンドローム
烏口突起という肩甲骨の出っ張りの下で、小胸筋と胸壁の間において神経と血管が圧迫されて痛みやしびれが起こります。
吊革につかまったり、洗濯物を干すような動作で状態が悪化します。
手を上に上げて作業する事が多い職業の方にも、多く発生します。
ライトテストが陽性になります。
=ライトテスト=
痛い方の腕を上げて、後ろに引きます。脈拍が減弱すると陽性です。
〈胸郭出口シンドロームに対する施術と予防〉
痛みやしびれが出ている部位の施術も致しますが、神経や血管を圧迫している根本部位の施術を行う事が重要です。
胸郭出口が圧迫されて血の巡りが悪くなっているので、血の巡りを良くするように温熱施術や電気施術、マッサージを行います。
圧迫の原因は色々ありますが、筋肉の過緊張が一番大きな原因になりますので、筋肉の緊張を緩和する調整を行います。
特に当院独自のマッサージにて、悪くなっている筋肉を適切に施術をし、血流を回復していきます。
また、強い痛みやしびれがあったり、痛みやしびれが長引いたりしている時は「はり施術」が有効です。
はり施術は、筋肉や神経の深部まで刺激をする事が出来ます。
辛い肩から手のしびれや痛みがある方は、ご相談下さい。
予防としては、状態を悪化させる腕を上げた姿勢での仕事や、重量物を持ち上げるような運動や仕事、リュックサックで重いものを担ぐようなことを避ける事が大事です。
筋肉の血の巡りを良くするために、体を冷やさないようにしたり、お風呂にゆっくり浸かってもらうのもいいでしょう。
また、状態が軽いときは、腕や肩甲骨を良く回すなどの運動やストレッチ、肩甲骨周りの筋力トレーニングをします。
肩や肩甲骨周りの状態を強くして、痛みが出ないようにしていきましょう。
安静時は、腕を机の上に置くなど、重力で肩を下に引っ張られないような状態にしておく事もいいでしょう。
胸郭出口シンドロームの痛みやしびれは酷くなってしまうと、とても辛い状態になってしまいます。
お悩みの方は、入間市しかくら整骨院にご相談下さい!
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しかくら整骨院 代表 鹿倉孝太(柔道整復師、はり師・灸師、あんまマッサージ指圧師)